渋谷区宮下公園再開発現場を歩いていると、工事現場を囲うパネルにイラストが描かれているのをご存知でしょうか?
このイラスト単なるイラストではなく、ストーリーを持ったイラストで、これが感動で泣けるストーリーとSNSで話題に。
A day in the life Shibuya
渋谷の工事中のシャッターの絵
— 今治ゆか (@imabari_yuka) March 23, 2019
普通に道歩いてて泣いてしまった pic.twitter.com/eZEHZrn7SB
今治ゆか(@imabari_yuka)さんが、そのストーリー全編を動画でシェアしているので、渋谷に行けない方でも観ることができます。
ストーリー
ひとりの女の子と一匹の犬のお話。
愛犬と散歩する女の子が、ふとしたことから愛犬と逸れてしまう。女の子は渋谷の街中を探し回り、途中ハチ公前で帽子を落としてしまう。同時に愛犬も女の子を探し回り、ハチ公前で女の子の帽子を見つける。女の子は沢山の人々に出会い、情報をもらい、助けてもらい、ハチ公前で待つ愛犬と無事に再開するというお話。最後にハチ公が二人の再開を見守るシーンがキュートですね。
このストーリーの中には、老若男女、車椅子バスケットボールプレイヤー、弾き語りをするアーティスト、同性カップルなど、多様性に満ちた人々との出会いが描かれています。
女の子のストーリーと、愛犬のストーリーが道を挟んで展開されている点も考えられているなぁと。
仕掛け人は渋谷区
再開発工事に伴い安全のためのパネルの活用は渋谷区の提案でNPO法人が企画。
なんと全て手書きのイラストなのです。
▽渋谷区の企画に参画したイラストレーター 金安 亮さん
当然、手書きのイラストをパネルに加工する作業が大変なのですが、この作業には自ら希望した学生ボランティアの方々により制作され、学生の皆さんも企画の意図に賛同し、多様性の尊重や沢山の出会いを大切にしたいとの思いで制作したそうです。
渋谷区では、パラリンピック、同性パートナーシップなどに積極的な街であることが伺える企画ですね。