「暮らしのスタンダードは定住。そんなイメージは今も昔も変わらない!」という常識が少しずつ変わりつつあるようです。昨年から注目されるようになった「マルチハビテーション」という言葉をご存知でしょうか?ひとつの場所に住むのではなく、短いスパンで居住地を変えたり、週末だけ違う土地で過ごしたり、季節によって住む場所を変えたりと「多拠点生活」をする人が増えています。特にコロナ禍の影響でリモートワークとなった方々が増えたことも理由として多いとのこと。そんなマルチハビテーションのサブスクとも言える注目のサービスをご紹介します。
どこでも住み放題!ADDress(アドレス)
「ADDress」は日本全国で運営する家に定額制(月額)で住めるサービスです。
- 気分転換に自宅を離れて暮らしたい
- 老後は夫婦で各地を巡りながら暮らしたい
- 週末や休暇は違う土地で過ごしたい
- アドレスホッパーに憧れる
このような、ちょっとハードルの高いライフスタイルを利便性とコストパフォーマンスに優れたサービスとして提供しているADDressが若い層を中心に注目を集めています。
ADDress 会社概要
- 社名: 株式会社 ADDress
- 所在地: 東京都千代田区平河町2-5-3
- 代表者: 代表取締役社長 佐別當 隆志
- 資本金: 446,886,500円
- 従業員数: 12名(2020年12月現在)
▼ADDress公式サイトはこちら
会員費は月額4万円から
ADDressが所有するシェアハウスは全国に100ヵ所以上!アクセスの良い都市近郊や、自然や歴史が豊かな地方を中心に、リノベーションを施した拠点を展開しています。
1室月々4万円〜の定額制で、どこでも住み放題というから驚き!1室の利用料なので、ご夫婦、パートナー2人での利用でも4万円となり、実質1人あたり2万円で利用可能です。
とにかくお得すぎるサービス
月額4万円で宿泊できるわけですが、その内容がお得すぎます!敷金、礼金、仲介手数料など、一般的に不動産屋で賃貸物件を借りる際の初期費用はかかりませんし、水道、光熱費、Wi-Fi接続料も無料!さらには家具、家電、寝具、調理器具など、生活必需品付き!
なかには温泉まで入れちゃうところも。何度も言いますが、これで1ヶ月4万円です。
ADDressの会員はどんな人なの?
コロナ禍の影響でリモートワークとなり、自宅で仕事をすることが難しい方(リモート会議などによる個室が持てない場合など)や、フリーランスで各地を飛び回っている方、週末は自宅以外で過ごしたい方などが多いようです。なかには、自宅を持たず年間20ヵ所以上を拠点に回っている方もいるそうです。
賃貸契約するよりも、ホテルや旅館に宿泊するよりも自由気ままに過ごせてコストも低く抑えられる点が最大の魅力ではないでしょうか。
たった月額4万円で運営するADDressの仕組み
オシャレな部屋、大自然、温泉付きだったり、どうして全国各地のシェアハウスを月4万円程の会費で運営できるのか?疑問に思いませんか?
その最大の理由は、物件のほとんどが空き家を活用している点。「売ろうとしても売れない、壊すにもお金がかかる」と困っている家主さんから空き家を格安で借りられ、貸している家主さんは家賃が入るしくみ。
家主は空き家のリノベーション代を負担し、ADDressが家電、家具、食器、調味料などの生活必需品を用意します。
2033年には、全住宅の3割が空き家になると予測されているほど、地方の空き家問題は更に深刻なものとなっています。
同時に、リモートワークなどの新しい働き方が広がり、場所に縛られないライフスタイルが少しずつ注目されるようになっています。ADDressは、空き家をはじめとした日本各地の遊休物件をリノベーション設計・管理・運用し、地方に移住したい人にお貸しすることで、空き家問題の解決すると同時に多拠点居住という新しいライフスタイルを提案し、豊かな社会を実現したいと考えています。
引用元:ADDress
人気拠点はADDressスタッフも予想外⁈
全国に点在する拠点の中で「こんな場所で人が来るのか心配になるところ」という、スタッフも予想し得ない場所ほど稼働率が良い拠点があり、有名観光地より地方の町が人気で、そこを気にってくれた会員さんが家を買ってくれることもあるそうです。
さいごに
2030年には空き家が全国で2000万軒になると予想されており、その1%である20万軒はADDressとして空き家の活用を目指し、会員数は100万人を目指す。
「季節によって住む場所をかえる」今まで富裕層しかできなかったことが誰でもできるサービスを作り出したADDressは今後も注目される存在です。