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ベストポット | プロも認める無水&余熱調理土鍋は家事の負担も軽減する

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新進気鋭の調理器具が話題となっています。その調理器具を製造する会社は、ロケットの精密部品を作る、まさにリアル「下町ロケット」その会社が手掛ける調理器具は、なんと「土鍋」発売から1年半、メディアで取り上げられることで世間に知れ渡り爆発的ヒットに!その足跡を辿ってみました。

 

 

 

 

究極の土鍋!ベストポット(best pot)

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出典元: best pot


ベストポットとは、無水調理と余熱調理の二刀流!土鍋です。

特に注目されている点は…

 

ご飯が、誰でもカンタンに美味しく炊ける!

 

お米と水を入れてフタをし10分加熱、沸騰したら火を止め後は放置、火加減を気にせずに調理ができ美味しく炊けると評判の土鍋です。

 

無水調理の秘訣とは

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四日市の伝統工芸品「萬古焼」の土鍋に、鉄フタの組み合わせ。

鉄フタと土鍋がぴったりになるように研磨することで無水調理が可能となります。

中村製作所の技術力で、1/100ミリの板も通らない密封性を実現!

 

余熱調理の秘訣とは

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余熱調理ができる秘訣は底の形状にあります。鍋底を覆うように「羽釜ヒーター」と呼ばれるスカートで、空気がたまる場所を作っており約200度の熱がたまる仕組みになっています。

 ベストポットの余熱効果は、火を消したあとも 2時間近く70度以上をキープできるので、カレーなどの余熱調理が可能となります。

 

ベストポットは町工場から生まれた

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中村製作所


三重県四日市市にある中村製作所、「空気以外なんでも削ります」がモットー。削る技術は一級品!1/1000ミリ単位で誤差なく研磨し製品化できることで、ロケットの精密部品なども手掛ける。

 

その「中村製作所」が、新たなブランド「MOLATURA」を設立。

私たちは、モノに触れる全ての方が「想い」を持てるようなモノづくりを大切にしています。使い捨てではなく、長年側に置いて頂けるようなものを創ること。手にした時、大切な人の表情を思い浮かべるようなものとの出会いを創ること。そして創る人、贈る人、使う人。三者が同じ想いを持つことができる製品を創ること。モラトゥーラの製品を、そして”削り”を通じて、そんな想いを届けられる存在であれたらと考えています。

引用元: MOLATURA

 

 ベストポットIH発売で一気に飛躍

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ベストポットIH

 2018年にベストポットを販売し、一年半で約4,000個を販売!

素材の味を活かせる無水調理と、ガス代の節約に繋がる余熱調理、プラスαとして、火からおろし放ったらかしにできるため、他の作業に移れるという時間的メリットの3拍子で美味しい料理が作れる魔法の土鍋とまで言われるベストポットですが、販売当初は"IHには使えない"というデメリットに足を引っ張らることに…

 

土鍋とIHは非常に相性が悪いにもかかわらず、保温性を同レベルまで上げることが最大の難関で、IHで熱の伝わるカーボンを底面に張り合わせる仕様だけでは、ベストポット本来の保温性が確保できず、土鍋側面をステンレスで覆うことで、直火と同等の余熱調理が可能となるまでに性能を高めてきました。

 

 

 

ベストポットIHに注目する専門家たち

「ベストポットIH」発表会に参加した伊勢丹バイヤーさん曰く「炊飯器ではなく、土鍋で、しかもIHで実現できるまでになった無水&余熱調理器具は将来性がある」と即決で販売を決定!

 

東京都広尾にあるミシュラン星を獲得する有名店、土鍋ごはんが売りの会席料理「分けとく山」では、 2階がIHのみの調理場であり、IH対応の土鍋を探していたところ、ベストポットIHの存在を知り試すことに…

実際にベストポットIHで炊いたご飯は、土鍋特有のカニ穴という、下から湧き上がる蒸気で穴が開くことや、ご飯が立っていること、そしてなによりも美味しく炊けていることで採用決定!分けとく山の2階ではベストポットIHでのごはんが楽しめます!

分とく山 (わけとくやま) - 広尾/懐石・会席料理 [食べログ]

 

 

 

さいごに

食のプロや、大手デパートのバイヤーの心を掴むベストポットは、無水調理と余熱調理でエコでありながら光熱費の節約にもなり、さらに美味しく料理やご飯が作れるメリットは計り知れません。決して安い商品ではありませんが、昨今の炊飯器の高級化を起因とした高価格化や、メディアでもこぞって取り上げられており、現在は予約待ちになるほどの売れ行きです。