服を購入する際に重視する点として「デザイン的に自分に合うか?」と「サイズ的に自分に合うか?」が大切ですよね。実店舗での購入ならば試着ができるので問題ないかと思いますが、ネット購入の場合は試着ができない難点があります。特にサイズ感は試着が重要で、大まかなサイズは合っていても首まわりが合わないとか、ウエストはピッタリだけど裾が短いなど、細部まで合わせることができません。そんな悩みをカンタンに解決してくれるアプリが話題となっています。
スマホでカンタン全身採寸 Bodygram(ボディグラム)
アパレル製品にとってピッタリとしたサイズを選べるかどうかは消費者にとって非常に大きな要素となっており、服をネットで買うことが一般化しつつある現代において、アパレル業界ではユーザーの身体のサイズがカンタン且つ正確にわかれば服がより売れるといわれています。
これまでの採寸技術は、面倒だったり正確じゃなかったりと、あまりうまくいっていませんでした。結果、ユーザー自ら実測しなければならなく、その面倒さからネット購入よりも実店舗での購入を選ぶ人も少なくありません。そんな悩みを一発で解決するスマホアプリが、これからご紹介する"Bodygram"(ボディグラム)です。
Bodygram 会社概要
- 米国本社: Bodygram Inc.
- 日本法人: Bodygram Japan 株式会社
- 所在地: 東京都渋谷区神宮前2-18-22 S&T神宮前ビル3F
- 代表者: CEO ジン・コー
- 事業内容: Bodygram 独自AIアルゴリズムによる身体計測ソフトウェアの開発と提供。身体情報をデジタル化し収集、分析するためのプラットフォームの構築と運営。
"Bodygram"どんなアプリなの?
"Bodygram"とは、全身の写真2枚(正面と横向き)だけで、高精度な身体サイズを瞬時に採寸するAIテクノロジーです。服を着た状態で写真2枚(正面と横向き)撮れば身体24カ所のサイズが瞬時にわかるのです。
Bodygram 利用方法
❶ Bodygram公式サイトからアプリをダウンロード
❷ 会員登録を行う(6桁の認証番号を入力で完了)
❸ 測定は、アプリに性別、年齢、身長、体重を入力し写真2枚撮影し、待つことたった10秒ほどで、身体の24カ所の採寸データが表示されます。
大手アパレルメーカーも採用する実力
システムが構築されてから、わずか1年で年商1.7億円という実績を持つ"Bodygram"は、大手ファッション通販サイトである「SHOPLIST」が"Bodygram"を世界初導入!さらに2020年9月には、ユニクロアプリの新サービス「My Size CAMERA」に採用されると発表されました。
"Bodygram"が支持される理由
服のネット販売の売り上げを左右するサイズ。一躍有名となった採寸技術であるZOZOスーツも新規販売を終了しています。数値の正確さやコスト、ユーザビリティなどを考えると、やはり難しいイメージは拭えません。満を期して登場した"Bodygram"は過去の採寸技術を遥かに凌ぐメリットの多さが魅力です。
- 全ての情報と実測データに誤差がほとんど出ない
- 「写真2枚撮るだけ」という手軽さ
- 服を着たままでも大丈夫(スカートもOK)
- アプリを無料で利用できる
"Bodygram"の特徴は、細部まで正確なサイズが出るように、とても複雑なAI開発が行われています。AIは学習データが重要で日々、沢山の被験者に来てもらい全身の情報をくまなく撮影しデータを蓄積しています。12万人にも及ぶ被験者のさまざまな服を着た2枚の写真を収集し最新のマシンで3Dスキャン、身体中のサイズをはじきだしデータを蓄積。
AIがユーザーの写真と似たシルエットを持つ写真を12万人分のデータの中からいくつか探し出し、選びだされた被験者の3Dシルエットの中から、さらに部位ごとにデータを組み合わせて細かく計算。最終的に24カ所のサイズの推測データをはじき出す仕組みとなっています。
さいごに
今までの採寸テクノロジーは、遠隔でいかにしてユーザーに採寸してもらうか。がテーマでありユーザーの手間や煩わしさがネックでした。その煩わしさを解消し、写真2枚でほぼ誤差のない採寸ができる利点はアパレル業界とネット販売を加速させる画期的なテクノロジーと言っても過言ではないでしょう。