新興メーカーにも関わらず、大ヒット商品なったスキンケア&ヘアケアブランド「ボタニスト」シリーズ。ご愛用されてる方も多いはず!その中でもシャンプー&トリートメントの売上は驚異的で累計販売本数は、なんと1億本を超えているそうです。この人気の秘訣を品質面からではなく、ちょっと違う角度から深堀してみます。
ボタニスト(BOTANIST)
BRAND MESSAGE
植物と共に生きるボタニカルライフスタイル。モノにあふれ、目まぐるしく変化する現代に植物と共に生きること。それは、本当に必要なものとシンプルに生きること。植物を育てるように、心と身体をいたわり、毎日をほんの少していねいに過ごすこと。植物の恵みが、いつもそばにある暮らしを届ける。BOTANISTと、ボタニカルライフスタイルを今日から。引用元: BOTANIST
「ボタニスト」とは、シャンプーからヘアアイロンなど美容関連商品の開発から販売までを行う(株)I-ne(アイエヌイー)の主力ブランド。主にスキンケア&ヘアケア商品をラインナップし、特にシャンプー&トリートメントが売れ筋商品となっています。
2020年シャンプー売上ランキング
まずは、昨年(2020年1〜12月)のシャンプー売上ランキングを見てみましょう。(True Data調べ)
- パンテーン・エクストラダメージケアシャンプー詰替特大サイズ660ml(P&G)
- ラックス・スーパーリッチシャインダメージリペア補修シャンプー詰替660ml(ユニリーバ・ジャパン)
- ボタニスト・ボタニカルシャンプー・スムース詰替440ml(アイエヌイー)
- ボタニスト・ボタニカルシャンプー・モイスト詰替440ml(アイエヌイー)
- メリット・シャンプー詰替340ml(花王)
- ボタニスト・ボタニカルダメージケアシャンプー詰替440ml(アイエヌイー)
- ディアボーテ・オイルインシャンプー・リッチ&リペア詰替460ml(クラシエホームプロダクツ)
- メリット・リンスのいらないシャンプー詰替340ml(花王)
- キュレル・シャンプー詰替340ml(花王)
- コラージュフルフルネクスト・シャンプーうるおいなめらか詰替280ml(持田ヘルスケア)
なんと、トップ10にボタニストシリーズ3商品がランクイン‼︎
ボタニストシャンプーは、森の看護師と言われる白樺樹液配合のサロン級シャンプーで髪の毛に潤いを与えツヤが出ると話題となり、2015年発売以来、大ヒット継続中!
こだわりの植物由来成分配合
毎日使うものだからこそ、地肌と髪に健やかな美しさをもたらす自然の恵みそのものにこだわった、髪にも地球にも優しい植物由来の原料を配合しています。
髪に“潤い”と“輝き”を与える
3種類の毛髪補修成分、セラミドNG、ナノヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸)、ダイズ由来脂質(PEG-30フィトステロール)が髪に“潤い”と“輝き”を与えます。
引用元:BOTANIST
ボタニストブランドを手掛ける(株)アイエヌイー
2007年、現代表取締役社長(大西洋平)が24歳の時に、大阪で創業した株式会社アイエヌイー。2020年9月には東証マザーズ上場を果たし、今季(2021年)の売上予測はおよそ231億円になるとのこと。
(株)アイエヌイー会社概要
- 会社名: 株式会社 I-ne(アイエヌイー)
- 所在地: 大阪府大阪市北区中之島6-1-21
- 代表者: 代表取締役社長 大西 洋平
- 設立: 2007年3月
- 資本金: 31億8019万円
- 事業内容: 1. 化粧品、美容家電等の美容関連商品や販売店の企画開発、運営、製造及び販売 2. トイレタリー及びヘルスケア関連商品の企画開発、製造及び販売 3. Eコマース事業
アイデアの出し方に売れるヒントが!
アイエヌイーでは商品開発に独自のこだわりがあります。
- 社員全員が月に1度、この世になかったアイデアを出す。
- トレンドハンターチームがAIを使いトレンドを見つける。
アイエヌイーが誇るAIシステム「AIキヨコ」
スキンケアとヘアケアに特化し、世界中のSNSや、2000万以上のメディアなどで呟かれているトレンド(キーワード)を収集し集計、分析を行い、今後トレンドになる要素を予測。
黎明→出現→成長→成熟→下降→衰退
上記の指標によりキーワードの旬を見極めることができる。
昨年リリースしたドロアスは"泥(Clay)"というキーワードが成長フェーズを超え、下降フェーズに入ったが、衰退フェーズに落ちないことを確認!ここで「飽きられない」と判断し商品化!
そんな2020年発売の泥の美容成分を使用したシャンプー「ドロアス」は、すでに350万本を超える売れ行き!
トレンドハンターも重要な仕事
トレンドハンターは、AIキヨコにも引っかからないトレンドの小さなタネを人力で日々探し出しています。最新のトレンドやニーズを捉えて、どこよりも早く良い形で商品化していることでヒット商品が誕生するのです。
さいごに
グローバルな視点で、これからトレンドとなりそうなキーワードをどこよりも早く正確に捉え企画から販売までのスピードが他社を圧倒しています。製造工場を持たないファブレスメーカーとして今後も目が離せません。アイエヌイーの商品の動向をみているだけでトレンド通になれそうですね。