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ドラッグストアの秘密に迫る!安いもの高いものが混在する営業マジックとは

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コンビニと並んで勢いの良い「ドラッグストア」今や呼称はドラッグストアでも販売しているものの殆どは薬以外のモノばかりですよね。しかも食料品などの価格はスーパーに負けず劣らずの商品が!そんなドラッグストアの秘密に迫ります。

 

 

 

 

激増するドラッグストア

日本全国で、 なんと 19,534軒ものドラッグストアが存在し、その売上は百貨店を抜き、7兆円産業へと増大しています。この先、2025年頃にはコンビニ市場売上を抜くのでは?と言われるほどの活況であるドラッグストア市場。

 

近年、外国人旅行客の大人気観光スポットとしても注目されています。日本人から見ると、ドラッグストアが「観光スポット」というのは違和感しかないのですが、都内(銀座や新宿など)のドラッグストアには外国人が買い物カゴいっぱいに爆買している光景を見ることがあります。

 

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特にコスメ系は外国人にとって「日本のドラッグストアには、安くて種類も多く品質が良いと大評判」なんと、ドラッグストア専門のガイドブックが販売されるほどの人気なのです。

 

ドラッグストアの商品はなぜ安いの?

ドラッグストアには、清涼飲料水や菓子なども販売しており、その価格はスーパーよりも安く販売している店舗も珍しくはありません。お客さんに足を運んでもらうために、あえて近隣スーパーより安いものを揃えます。言い換えれば、お客さんを呼び込むためにジュースやお菓子、日用品を取り揃えているということですね。

ではスーパーよりも安く販売することで利益は取れるのか?という疑問が生まれるのですが… 

大量仕入れでコストダウン

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小売業の基本でもある「大量仕入れ」により一品当たりの原価を下げる努力と、メーカー側が売りたくてたまらない新商品を人気商品と「抱き合わせ仕入れ」にあえてすることで、メーカー側の希望を叶え、その代わりに値下げ交渉にてコストダウンを図ります。

 

 

 

鉄板の儲かり商品がある

小売業の粗利益率は、30%が一般的。ドラッグストアでの食品や飲料などの粗利益率は10%を切るものばかりで、売っても売っても儲かりません。

ですが、ドラッグストアならではの儲かり商品が存在します。もうお判りかと思います!そうです「医薬品」です。医薬品の粗利益率は50%もあるので、食品や飲料などで儲からなくても医薬品で利益を補うことができるのです。これがスーパーなどとは違う一番のメリットとなり、食品、飲料、日用品、医薬品、コスメなどトータルでみるとしっかりと利益があるのです。

 

医薬品が高額な理由

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薬って価格が「高い」イメージありませんか? 先程も書きましたが粗利益率の高い商品なのですが、ではなぜ高くても売れるのでしょうか?

それには理由があります。薬は病気になってから買う人が多く「緊急性の高い商品」で「値段は二の次」なのです。

 

ドラッグストアだから売れるキラー商品

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ドラッグストアだから置ける、そして売れる儲かり商品は「美容ドリンク系」そもそも販売価格が驚くほど高額!これでも結構売れるそう。他にも健康食品や化粧品が高利益であるためドラッグストアは儲かるのかもしれません。

 

アクシージア ヴィーナスレシピ AGドリンク プラス

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 店外に置かれる商品はなぜ日用品?

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店外に商品を陳列しているドラッグストア、特に洗剤やトイレットペーパー、キッチンタオルなど日用品を安くし外に置いています。これは「今買えばお得」感を与え、そして店内に呼び込む「誘い水」になっています。

 

 

 

ドラッグストアの店内はなせ明るいの?

ドラッグストアの店内は、他のお店に比べて店内が明るいと思いませんか?あのマツキヨが誕生した際も、店内の明るさが話題となりました。店内が明るいと「目立つ」という利点もありますが、それとは別に明るくしなければならない理由があります。

それは、厚生労働省が定める構造の基準によるもので「医薬品を陳列する場所は60ルクス以上でなければならない」という基準が存在するからです。

 

さいごに

普段、何気なく利用しているドラッグストア、儲けのカラクリを知ることで消費者として賢い買い物が出来るはずですね。