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ロフトで雪駄が売れている!若者に愛される次世代雪駄が優秀すぎる件

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「雪駄」という履物をご存知でしょうか?「せつだ」じゃ〜ないですよ。「せった」です。「男はつらいよ」の寅さんが履いていた履物と言えば分かりやすいでしょうか… えっ?寅さんを知らない? 他には、お祭りとか、ドジョウすくい芸やる人が履いているやつです。あとは時代劇!分からない方… 分からないままで良いので、ちょっとお付き合い下さい(笑)

江戸時代からの履物である雪駄。時代遅れとも言える雪駄が、最近ロフトをはじめ、東急ハンズ、丸井などで売ているとのこと。雪駄ブームは来るのか!ちょっと調べてみました。

 

 

 

 

次世代型「雪駄」を製造する「株式会社 サカガワ」

当社は昭和34年の創業以来、奈良の地場産業である履物(サンダル)を中心に、様々な商品を世に送り出してまいりました。値ごろ感のあるデイリー的なサンダル・スニーカーとともに、完全オリジナル商品の企画開発も行っています。「大和工房」ブランドにて日本製の完全オリジナル雪駄にも力を入れており、「奈良県で企画、開発、製造まで行う」ことにこだわって展開しています。

引用元: 株式会社サカガワ 

株式会社サカガワ 会社概要

  • 所在地: 奈良県北葛城郡上牧町上牧3439-16
  • 創業: 平成4年3月(昭和32年 阪川商店創業。平成19年2月 株式会社サカガワと統合)
  • 代表者: 代表取締役 阪川隆信
  • 資本金: 1000万円
  • 従業員数: 13名
  • 事業内容: フットウェア 商品企画・輸出入・製造・販売(中国・台湾)

 

 サカガワの雪駄が売れる理由とは

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出典元: 株式会社サカガワ

 

今から20年前、先代から譲り受けた会社サカガワ。地場産業である雪駄をもっと売りたいと思い、パナマ生地やゴム製のデザイン重視の雪駄を考案。

 

しかし、全然売れない」

「なぜサンダルは、みんな履くのに雪駄は履かないんだろう」

 「デザインだけじゃなく機能性も考えなければ…」

 

 雪駄は江戸時代のころ誕生した履物。左右関係なく履くことができる特徴があるのですが、これが現代にマッチしていないと…

鼻緒が中心にあるため、どうしても足が斜めになり小指がはみ出してしまう。それに伴い安全性に問題があり歩きにくかったのです。

ja.wikipedia.org

 

ちょっとした発想の転換で雪駄がヒット商品に!

試行錯誤の末、サカガワで常識を覆す雪駄が誕生!デザインだけでは売れなかった雪駄の鼻緒の位置を数ミリ内側にずらし、サンダルのように左右対称にし販売したところ…

 

なんと、年間売上(雪駄のみ)が 1,000万円から5,000万円へと急上昇!

鼻緒の位置をずらしたことで真っ直ぐ履け、小指も外に出ない。さらに足にフィットするよう改良を重ね履き心地抜群の雪駄に仕上げたことで若者や家族で購入する方々が急増!ファッションの一部として普段使いとして履く人が増えています。

 

 

 

サカガワ直営店 大和工房

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奈良で古くから製造されてきた和履き製品「雪駄」は、茶人や風流人に愛されてきた、日本伝統の履物です。シンプルな構造に込められたこだわり。履けば履くほどに、その良さと奥深さがわかります。(株)サカガワのオリジナルブランドである、「大和工房」の雪駄は、その良さを現代のライフスタイルにも取り入れた、新しいファッションアイテムとして提案しております。2008年に地域産業資源活用により本格的に雪駄事業として着手し、雪駄ブランドとして(大和工房)を商標登録、アジア、パリ等展示会にも出展しグローバルに展開しています。国内外の様々な小売り店(呉服店、百貨店、和雑貨店、バラエティ雑貨、通販、セレクトショップ)への卸売販売の他、旅館・ホテルのオリジナル商品開発や、アパレルブランドのOEM製造にも対応しています。日本製の雪駄を全国の地場産業とコラボレーションし、現代風にアレンジした企画開発及び卸売事業です。国内の高級旅館ホテルでの館内履きに採用されるなど、履き心地、履きやすさ、素材に拘った完全オリジナル商品であり、「奈良県で企画、開発、製造まで行う」ことにこだわって展開しています。

 

  • 営業時間: 【3月~9月】11:00~18:00【10月~2月】11:00~17:00
  • 定休日:  火曜日
  • 所在地: 〒630-8333 奈良市中新屋町15
  • 電話番号:  090-6670-8835

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さいごに

大和工房ならまち店に雪駄を探しに来る方々は、雪駄の「履きやすさ」を求めて来店するそうです。数ある雪駄を履き続けてきた愛好家の方でさえ、大和工房(サカガワ)の雪駄にたどり着くそうです。それだけ大和工房の雪駄は品質の良い仕上がりなのだということなのですね。