料理をメインとしたライフスタイルブック「希んちの暮らし」を発売後、即重版となるなど、料理上手と話題の佐々木希さんが愛用する「すんごい鉄鍋」を、フジテレビ「所JAPAN」という番組内で紹介されていたのでシェアしてみます。
佐々木希さん愛用の「槙塚鉄工所製 中華鍋」とは
フジテレビ「所JAPAN」内で、佐々木希さんが愛用している鉄鍋の感想を語っていました。
普通の中華鍋って、重みがあって女性は片手で作るのが難しいんですけど、これはすごく薄くて軽くて、私は片手で調理しているんですけど全然ラクです!炒め物とか普通のフライパンで作るより、この鉄鍋で作ったほうが断然美味しくできるんです!なんでかなぁ。
と、絶賛する鉄鍋の正体は、香川県で鉄工業を営む、鉄打ち30年の孤高の職人!槇塚 登さん自ら手打ちで加工する鉄鍋です。鍋・やかん・フライパンディッシュなど、鉄を使った調理器具を作り販売中!
この投稿をInstagramで見る
中華鍋の価格は、24,200円(直径18センチ)〜33,000円(直径30センチ)は現在3ヶ月待ち!ですが、全国放送されちゃったので、きっと予約殺到してると思います。
槙塚鉄工所 会社概要
- 会社名: (有)槙塚鉄工所
- 所在地: 香川県高松市木太町2693
- 代表者: 槇塚 涼
- 設立: 昭和47年5月
- 従業員数: 8人
- 事業内容: 鉄工業
ミシュランひとつ星シェフも愛用
5年連続ミシュランガイド東京一つ星を獲得している「TACUBO」田窪大祐シェフは、槙塚鉄工所製のフライパンを二つ、中華鍋を一つを調理で使用しています。
TACUBO (タクボ) - 代官山/イタリアン | 食べログ
温度が上がるのが早い!食材を入れると温度が下がると思うんですが、そこからのリカバリーが早い。直火で調理している感覚に近い。温度が高いから野菜の余計な水分は飛ぶけど、野菜の中には水分が残る。10人中10人が、この鉄鍋で作ったほうが美味しいという。それくらいこの鉄鍋は違う。
田窪シェフは熱伝導率の良さに惚れているようですね。野菜炒めなど、高温、且つ短時間で炒めることで、野菜のみずみずしさを残しつつ香ばしい仕上がりになるため、材料や作り方が全く同じでも一般的なフライパンより美味しく仕上がるのが魅力であり一番の特徴なのだと思います。
手打ち中華鍋の製造工程(直径30センチ中華鍋)
- 直径35センチ・厚さ1.6ミリの鉄板を使用
- 1,200°C以上の窯で鉄板を熱する
- 熱した鉄板を、円を描くように中心へ向かって木槌で打ち、鍋の原型を作る
- 再度、窯で熱し、次は中心から外側に向かって木槌で打つ
- この工程(❸、❹)を約1時間ほど繰り返し直径30センチになれば完成
▼こちらは焚火台の製作画像ですが、中華鍋も同様に熱した鉄板を手打ちしています。
この投稿をInstagramで見る
究極の薄さは機械では再現できない職人技
機械などでプレス加工したものと違い、手打ち加工では、熱した鉄を叩くことで表面の酸化皮膜が剥がれ、元の鉄より薄くて軽い鍋を成形することができる。
三次元測定機で鍋底を計測すると
一般的なプレス式鉄鍋の鍋底の厚さが約1.5ミリに対し、槇塚さんの手打ち中華鍋の鍋底は、なんと0.97ミリ!さらに凄いのが、どこを測っても誤差0.3ミリ以内というから驚きです。
槇塚さんの手打ち中華鍋は、どこで買えるの?
色々と調べてみましたが、中華鍋は予約制の受注生産のようです。しかも2021年9月7日現在、予約受付も停止中となっています。テレビの影響力はハンパないですね。
中華鍋以外にもフライパンディッシュやダッチオーブン、焚火台、キャンプ道具など、各ECショップで販売中です!
さいごに
槇塚さん曰く「手で叩くことで、人間の魂がのり最高の物づくりになる」とおっしゃっていました。手作りにこだわる槙塚さんの中華鍋やフライパンの入手は暫く難しそうですね。