コロナ禍の影響で在宅勤務(リモートワーク)を取り入れている企業も多く、自宅で仕事をする環境作りに苦慮されている方も多いようです。そんな中、家具や雑貨、衣料品に食品と様々な商品を展開する「無印良品」の月額定額サービス(サブスクリプション)が注目を集めています。
無印良品の月額定額(サブスクリプション)サービス
サービス開始から1ヶ月弱で1,000件以上の利用があったということで出だしは悪くなさそう。
くらしの基本となるベッドやデスク、収納家具。「必要なモノ」を「必要な期間」だけお使いいただける、月額定額サービスをご用意いたしました。
「買ってもよし。借りてもよし。」の新サービスです。
引用元: 無印良品
無印良品サブスクサービス概要
詳しくは無印良品公式サイトでご確認いただければと思いますが、ここではカンタンにまとめてみます。
▼無印良品公式サイトからチェック
サブスク対象商品
- ベッド 4種
- デスク 2種
- チェア 3種
- 収納 4種
対象商品を見る限り、ターゲット層は若者向け新生活の主要家具。スタンダードなものをあえてチョイスしている印象です。もうひとつ、やはりコロナ禍の影響によるリモートワーク需要を見込んだサービスとも言えますね。
期間(延長・解約・買取)は?
契約期間は1年、2年、3年、4年の4プラン。契約の延長は1回限りで、最長の4年プランは延長できません。
◾️途中解約は以下の通り↓
- 契約期間の50%未満での途中解約金:ご契約商品の月額利用料金×契約期間の50%月数 + 回収料(お届け時の商品配送料同額料金)
- 契約期間の50%以上での途中解約金:ご契約商品の月額利用料金×契約期間の25%月数+回収料(お届け時の商品配送料同額料金)
使っているうちに「お気に入り」になることもありますよね?月額定額サービス契約期間満了時に買取手数料を支払うことで買い取ることが可能です。(手数料の詳細はわかりません)
利用料金は?
各商品毎に月額定額料金が設定され、且つ、プラン(年数)によって変わってきます。
どのプランでも商品の販売価格より若干リーズナブルな設定となっており、最長プランでは、ほぼ定価に近く、最短プランでは若干リーズナブルな設定となっています。
「折りたたみテーブル・幅120cm・オーク材 幅120×奥行70×高さ72cm」を例にすると(販売価格 19,900円)
- 1年プラン: 月額 1,530円 × 12ヶ月 = 18,360円
- 2年プラン: 月額 790円 × 24ヶ月 = 18,960円
- 3年プラン: 月額 530円 × 36ヶ月 = 19,080円
- 4年プラン: 月額 400円 × 48ヶ月 = 19,200円
*開始時の配送料は自己負担ですが、契約期間満了時の商品引き取りは無料となります。
月額定額サービスを利用すべき人は?
「買うか?借りるか?」この2択となるわけですがサービスの内容を知ると「いったいどちらがお得なのか?」が気になりますよね。個人的見解になりますが、「学生生活や単身赴任など、年単位で期限の決まっている一時的な新生活で、家具を揃える必要があり、且つ退去時には不要となる場合」
最終的に家具の処分が面倒な方は、超絶オススメだと思います。
月額定額サービスのデメリットとは?
どのプランを選択しても契約満了時には、ほぼ販売価格分の料金を払うこととなるので、ぶっちゃけちゃいますが、最初から購入するほうがスマートかなと思います。あと利用するハードルが高すぎると感じます。
- ネットやFAXでの契約は不可。限られた店舗のみでしか受付していない。
- クレジットカード決済のみ。
- 身分証などの提示が必要。
- 契約期間延長でも当然ながら利用料金発生(販売価格超え確定)
将来的に優れたサービスになる予感
現在、全ての商品は新品での提供となりますが、このサービスが軌道に乗ってくると回収した商品が溢れてくることが予想されます。SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、無印良品ならば中古品のサブスクも想定内でしょう。
ご利用される商品はすべて新品となっています。ただし、無印良品としてはお客さまがご利用になられ返却された商品も廃棄することなく、修理・補修を行って再度利用することを行います。今後は、USED品も本月額定額サービスに活用していく予定でございます。
引用元: 無印良品
さいごに
個人的には、中古品でのサブスクに期待!利用料金もかなり下げられるのであれば、一定期間の利用を目的として購入するよりも断然安く抑えられ、且つ、不要(期間満了)となれば無料で引き取ってくれる…かなり良心的なサブスクになるはずです。