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自動車盗難!スマートキーが狙われる「リレーアタック」を防ぐ方法

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日本国産車、特にトヨタ自動車の信頼度は世界的に見ても非常に高いレベルにあります。その信頼性と人気から盗難被害もダントツで多いメーカーでもあります。

 

では実際に盗難被害に遭いやすいクルマって?気になりますよね。ひと昔前は、私も実際に乗っていた「トヨタ ハイエース」がダントツで盗難被害の多いクルマでした。

月極め駐車場を借りていたのですが、出かける際に外国人から「この車を譲ってくれないか?」と直接交渉されたり、ワイパーに「譲ってほしい」とのメモと名刺(外国人ブローカー)が挟まっていたりと、海外では人気があり高く転売出来たのだと思います。

では近年ではどうなのでしょうか?

 

 

 

2019年発表の盗難被害ナンバーワンは[レクサス]

一般社団法人日本損害保険協会が2019年3月20日に発表した「第20回自動車盗難事故実態調査結果」をみると高級車が狙われやすい傾向だと理解できます。
この調査は損害保険会社17社(損保協会非会員会社を含む)による結果です。

 

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 出典元: 一般社団法人日本損害保険協会

 

ハイエースやランドクルーザーに関しては20年以上も前から海外で人気のある車両であり現在も比較的狙われやすいようです。プリウスはハイブリッドの代表車種であるため盗難被害に遭いやすいというよりも、単純に販売台数が多いことに比例しているのではないかと考えます。

 最新の調査によると前回4位だった「レクサス」が、最新の調査では約3倍の伸びでプリウスを抜き1位となっています。これに関しては、海外での需要が変化しているのでは?と、高級車に値する「レクサス」の需要が海外で高いのは事実のようです。

一概に「レクサス」といっても、レクサスはトヨタ自動車の海外ブランドとして誕生し数車種ラインナップされ、数年前から国内でも「レクサスブランド」が展開されています。今回の調査ではレクサスとして数車種まとめての件数ですが、前回の調査も同じ括りなので、確実にレクサスは狙われていると推測できますね。

 

[車両盗難]狙われやすい時間帯は?

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出典元:一般社団法人日本損害保険協会 

 

予想通り深夜帯での車両盗難発生が7割強を占めています。


[車両盗難]発生場所は?

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出典元:一般社団法人日本損害保険協会

最新の調査では自宅駐車場が約半数を占めています。

一般的に考えて自宅駐車場は車両盗難のリスクが高いと思いませんか?月極め駐車場のようにクルマがいっぱいある中での犯行のほうがリスクが低いようにも思うはずですが…いくら深夜帯とはいえ、クルマの持ち主がすぐ側にいるのに、なぜ犯行に及ぶのでしょうか?それには「自宅駐車場でなければならない理由」があるのです。

 

スマートキーが狙われる「リレーアタック」盗難

では、なぜ高級車が自宅で狙われるのか?月極め駐車場ではないのか?

そこには「スマートキー」に理由があるのです。

現代のクルマは「スマートキー」を採用。離れた場所からでもキーのボタンを押せばクルマのロックが解除される機能を持っています。

スマートキーは常に微弱な電波を発しているため、その電波を拾いクルマのロックを解除する最新の盗難方法があるのです。その為、微弱な電波を拾うにはキーのなるべく近い場所且つ、クルマもすぐ側にないと、この最新盗難方法はできないので自宅駐車場が狙われやすいのです。

 

リレーアタック盗難の方法とは?

基本は二人組、一人ではできないようです。仮に犯罪者をAとBと呼びます。

  1. 家の玄関前で、Aが帯状のアンテナを両手で広げ、屋内にあるスマートキーの微弱電波を拾う。
  2. 拾った電波をクルマの横にいるBに、特殊な装置を使い電波を増幅させ送信する。
  3. 受信したもうBが、クルマのロックを解除する。

このように電波をリレーすることから「リレーアタック」と言われているようです。

この間たった数秒の出来事。ロックを解除したからといってもクルマのエンジンを始動させることは、また別の方法があると推測できますが、ロックを解除されてしまえば、車内の貴重品やナビゲーションなども盗難されるリスクは高いのです。

 

 

リレーアタック盗難を防ぐ方法とは?

例えば自宅から離れた場所にクルマを停めているのならば「リレーアタック盗難」はできないはずですが、最新の盗難では10m離れていてもスマートキーの傍受は可能とのことです。

ではリレーアタック盗難を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?対策は単純で、スマートキーの微弱電波を傍受されないようにすればよいのです。

  • 金属製の箱に保管する
  • 100円ショップなどでも売っている金属製の携帯灰皿も効果あり
  • スマートキー専用ケースに保管する

このようにクルマを使わない時の鍵の管理だけで被害に遭わなくて済むので「レクサスユーザー」さんはスマートキーの管理を怠らないようにすべきですね。

 

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 まとめ

このリレーアタック盗難は、自動車メーカー各社も対策に乗り出しており、電波を傍受しにくいスマートキーの仕様へ動いているようです。メーカーと犯罪者、技術のイタチごっこは止まることはないと考え、スマートキーの管理と高級車故の車両保険への加入は必須であり、自己防衛に努めたいものです。