実家のトイレを6年前くらいにリフォームにて交換したのですが、数ヶ月前から水道代が上がり「トイレのタンク内の水がチョロチョロと便器に流れている」ことが原因だと発覚!施工工事業者に頼めば一発解決なのですが営業所縮小のため、かなり遠方からの出張となるらしく、ものは試しと自分で直せるか挑戦してみました。
TOTOトイレ(SH220BAS)のタンク内から便器へ水が流れてしまう原因とは
水を流すレバーを引いていないのに、タンク内の水がチョロチョロと便器へと流れ水道代がエライことになってきたのでトイレのタンク内を確認。
幸いなことに構造が簡単だったので、推測の域を出ませんが「タンク内の水を塞き止めるパッキンがヘタっているのでは?」と思いチェックしてみました。
トイレはTOTOの「SH220BAS」という型番です。
制御筒ユニットのパッキンを確認
とりあえず、タンクの蓋を外し、インナーカバーがあるので、それも外しちゃいます。
すると、中心に制御筒があることがわかります。
あ、作業に入る前には止水栓をマイナスドライバーで閉じて下さいね。タンク内の水は全部抜けるので、また補充されないようにしないと作業になりませんから。
本来は分解する順序があると思うのですが、制御筒を外すことだけを考えて、大幅に端折りました。
この隙間にマイナスドライバーを突っ込み、この白い部品をフリーな状態にしてみました。
すると制御筒が外せる状態に!制御筒に2対の突起があるので、そこをつまみ反時計回りに少し回すと外れました。
制御筒のパッキンを確認すると、相当ヘタっていて変形している感じ。
パッキンの調達に苦労する
これは交換せねばならぬ!!とネット検索に走りましたが型式が古いのか、アマゾンや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECショップには無いようです(比較的新しい型は結構ありました)。なのでTOTOのパーツセンターに問い合わせると「ユーザーが簡単に交換できるパーツしか販売できません」とのことで、タンク内のパーツは軒並みダメな感じです。
仕方なく、仕事で繋がりのある設備屋さんに相談し部品(パッキン)を取り寄せて頂きました。
TOTO(SH220BAS)パッキンの型番は?
SH220BASのパッキンの型番は" HH08018S "となります。ちなみに1階と2階、同じトイレなので両方交換しました。
部品が入手できれば詳しい説明書(交換手順)が同梱されてくる
こんな部品、素人がなかなか手を出す部分ではないと思いますが、部品の箱の中には、しっかりとメーカーから工事業者用の交換手順書が入っていました。TOTOさん超親切ですね。
制御筒ユニット交換手順
これ、めちゃくちゃ参考になると思います。
スミマセン…画像の順番が逆でしたね。
制御筒ユニットのパッキンを交換
新しいパッキンに交換して、外した順番の逆を行えば元通りに!最後に止水栓を開いて動作確認をし、制御筒が閉じている時に便器内に水が流れていないかをチェック!数日様子を見てますが問題ないようです。
さいごに
実家のトイレはタンクの蓋に「手洗い」がついていないタイプだったので交換は非常に楽チンでした。交換に要した時間は5分くらいなので自力修理は正解でしたね。
トイレが古いほど構造は簡単なので、挑戦する価値はありますが部品の調達が大変かもです。部品が入手できれば詳しい交換手順書もあるので安心ですね。もちろん自分で修理するということは直らない可能性や関係ないパーツまで破損してしまう可能性もあるわけで、不安や心配を抱えるくらいならメーカーや専門業者にお願いするのがベストだと思います。