外国人が観光目的で来日し、お土産に「つめ切り」をまとめ買いしていくニュースをよく見聞きします。それだけ日本の、つめ切りは優秀なのだとか。お土産としてあげると必ず喜ばれる鉄板アイテムと位置づけられているそうです。
そのつめ切りに…究極とも言える存在が!一度使ったら他のつめ切りは使えないと評判の「つめ切り」を調べてみました。
切れ味抜群!SUWADA製 ニッパー式つめ切り
出典元: SUWADA
SUWADAのつめ切りは、材料選びから仕上げまで、一貫して職人の手仕上げによって製造されています。創業当時から培ってきた技術と経験をもとに、刃物本来の「切る」機能を追求し続け、現在では20種類以上のつめ切りを生産しています。機能本位の美しいフォルムで、爪の形に沿って緩やかにカーブした刃は厚い爪や巻き爪、変形した爪も切ることが可能です。一般家庭のみならず、世界中のプロのネイリストや医療従事者にもご愛用頂いています。
引用元: SUWADA
会社概要
株式会社 諏訪田製作所
- 所在地: 〒959-1114 新潟県三条市高安寺1332番地
- 創業: 大正15年(1926年)
- 資本金: 1000万円
- 代表者: 代表取締役 小林 知行
- 事業内容: 園芸用品、家庭用品の製造・販売
新潟県燕三条にある諏訪田製作所は、1926年創業…元々は工具の喰切をつくる鍛冶屋さん。喰切とは釘の頭を切り落とす工具で当時の大工さんの必須工具でもありました。戦前を迎え、西洋文化の輸入で木造建築が減少し喰切の需要が減ることに、さらに戦争が始まり鉄不足に…
1948年、喰切の技術を応用し小さなニッパー型爪切りの製造を開始。その高い技術力と高品質により現在、年間10万丁ものつめ切りを製造。
ニッパー式つめ切り製造過程
❶ 金属の強度を高める鋳造
15センチほどの鉄の棒を1000℃以上で熱する。
❷ 金属の強度を上げる
400トンもの超高圧で金属をプレス。
プレスする際に圧力が中心に向けてギュッとかかるため、中心部に1番強度の高い質の良い金属が出来上がり、その中心部の上質な金属だけを打ち抜くので、利用するのは質の良い中心部の3割のみ、残りの7割は廃材となります。
❸ 形成、組立、研磨
その良質な金属を整形し組み上げ刃先を職人の手で研磨。10枚以上の荒さの異なるサンドペーパーを使用し、刃の断面は紙よりも薄い0.05ミリまで削る。
❹ 刃先調整
最後の刃先調整は、一丁ずつ職人の目でチェックして調整、最終的には左右の刃の隙間が無くなるまで削る。ここまで品質にこだわった「つめ切り」なだけに、1丁完成するまでに1ヶ月以上かかる。
モデルが充実
クラシック
スタンダードモデル。ハイカーボンステンレス鋼を使用し錆びにくく強度のあるつめ切りです。
ブラック
炭素鋼を使用したブラックモデル。光の下で作業するプロのネイリストに好まれるモデルです。
Newソフト
握力の弱い方、介護従事者向けに開発されたモデル。ハンドルにエラストマー樹脂を採用し、握りやすく滑りにくいハンドルとなっています。
ミラー
職人が手仕上げで、すべてを磨き上げた究極のミラー仕上げモデル
ダマスカスレイヤード
剛柔異なる鋼を重ね合わせて高圧鍛造したダマスカスレイヤードモデル。抜群の切れ味としなやかさを併せ持つことを追及した日本刀と同様に究極の機能美が表れ、浮かび上がる美しい紋様は1丁1丁異なる仕上がりに。限定生産。
マスターピースコレクション
ハンドルを天然素材などを使い、カスタマイズできる「自分だけのつめ切り」を実現できるモデル。限定生産。
さいごに
匠の技術力で品質にこだわり、現在つめ切りをメインに年商6億円にまで成長。今後も品質重視の姿勢は変わらず、また違った新商品にも期待せずにいられません。