今やドラッグストアは「日常のお買い物」ができる場所と認知され毎日のように利用する方も多いかと思います。今回は、その最前線をひた走る「ウエルシア薬局」に注目です。
ウエルシア薬局
ドラッグストアのパイオニア的存在であり売上高もトップの座を守り続けていた「マツモトキヨシ」を抜き、店舗数2207店（2021年2月時点）、2021年2月期見込み売上高は9,541億円と売上1兆円目前の「ウエルシア薬局」が、なぜ支持されているのか？調べてみました。
薬局だけどコンビニでありスーパーでもある
ウエルシア薬局は、調剤併設数と薬剤師の人数はドラッグストア業界ではナンバーワンの多さであり、薬局としても他のドラッグストアには負けない体制を整えています。ただ売上高でトップになるには薬以外の要因が必須となるため、ウエルシア薬局では様々な商品を扱っています。
スーパーに近い品揃え
スーパーと同じように生鮮食品（野菜やお肉など）からレトルト食品、パン、お菓子、飲み物、アイス、冷凍食品、更にはお酒まで！一般的なスーパーに引けを取らない品揃えが人気です。
スーパーと決定的な違いとして、ウエルシアにはバックヤードでの作業がないこと。店舗での調理作業がないため、スタッフも出店コストも下げられるメリットがあります。
調理作業がないため店舗によっては、近隣のオリジン弁当や吉野家の牛丼の出来立てを取り寄せ販売しています。
コンビニに近いサービスが充実
スーパー同様の品揃えと、コンビニで販売している日用品なども充実！例えば、カセットテープやインスタントカメラなど、こんな商品需要あるの？というものまで売っているから驚きです。
更には、公共料金の支払いもでき、ATMやコンビニの定番となったコーヒーマシンまである店舗もあります。
そして、いちばんの特徴が「営業時間が長い」こと！近年、24時間営業の店舗が増加傾向にあるようです。
「スーパー、コンビニ、薬局」のいいとこ取り！
「薬局のように安心でき、コンビニのように便利で、スーパーのようにお手頃価格！」これがウエルシア薬局の戦略で、価格だけで勝負していないため激安にはしませんが「まあまあ安いし、なんでもある」が魅力となっています。
地域ごとに違うお店づくり
出店数は2200店舗を超え、お店づくりはどこの店舗も一緒だと思われがちですが、独自の工夫を凝らしている店舗もあります。
例えば…
埼玉県坂戸にある坂戸鶴舞厚川店では「軽トラ市（朝市）」を開催。近隣には、スーパーに卸すほど大量に野菜を作っていない農家さんが多く、近くに産地直売所もないことから、ウエルシアが店舗の駐車場を無料で提供することで地域貢献+軽トラ市目当てで来たお客様のついで買いで集客力をアップ！
他の店舗でも…
- 大阪府堺南余部店では手芸教室
- 茨城県古河鴻巣店ではマッサージ体験会
店内スペースを無料で提供し、積極的に地域貢献に取り組んでいます。
ウエルシアのモットー
会社の利益を追求することは「競争」だけではありません。ウエルシアだけが儲かると、誰かが損をしてしまうことは望まない姿勢であり…
- 激安販売をしない！
- 近隣の住民、社会への貢献！
という、地域との共存共栄をモットーとしています。
ユーザーへの最強還元「ウエルシアお客様感謝デー」でお得にお買い物！
「ウエルシアお客様感謝デー」とは、毎月20日に行っているTポイント200ポイント以上の利用で、1.5倍分のお買い物ができる、他にはない最強還元サービスです。
毎月20日に限っては、Tポイントを利用すれば、実質 33.3%割引になるなんて凄いですよね。
プライベートブランドは健康志向
ウエルシアには食品を中心にプライベートブランドを展開しています。ドラッグストアであるため、健康志向にこだわる商品開発をラインナップし、特に「糖質を抑えたチョコクロワッサン」が人気で、年間300万個も販売する大ヒット商品となっています。
健康志向食品の開発は「大学の監修」によるものが多く、さまざまな専門の大学教授との共同開発しています。
さいごに
ウエルシア薬局は、様々な生活スタイルを持つユーザーに対し価値あるサービスを価格ではなく違ったかたちで提供することで地域貢献、更には活性化に繋がり揺るぎないファンを獲得することで成長する企業であり、今後も「きめ細やかなサービス」を提供してくれると期待してしまいますね。
