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他にはない食材に出会える「食べチョク」の隠れた魅力とは

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自宅で過ごす時間が増え、外食を控える代わりに自宅での食事をちょっと豪華にしてみたり、食材にこだわってみたりと、「食事」の在り方もコロナ禍の影響で様変わりしています。そこで昨年(2020年)から需要が増している「食材宅配」に注目。食材宅配の代表的な存在としてオイシックス らでぃっしゅぼーや が有名ですが、最近勢いのある「食べチョク」に注目してみました。

 

 

 

  

食べチョクは「お取り寄せ」の真髄!

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ビビッドガーデン

農家さんや漁師さん、畜産業など様々な生産者とユーザーを直接繋ぐプラットフォーム「食べチョク」パッと見るだけでは「同じような直売サイトって、いっぱいあるよね?」とも捉えられがちですが、販売する側も購入する側も他とはちょっと違う仕組みが好評で「食べチョク」リリースから5年、なんと年間売上額は数十億円というから驚きです。

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食べチョク

全国2,800軒を超えるこだわりを持った農家や漁師から、食材やお花を直接お取り寄せできる国内NO.1の産直ECサイトです。
生産者から“チョク”で届くため新鮮。だから美味しい。個性あふれる生産者と直接メッセージのやりとりができたり、市場に出回らない珍しい食材や、限定の商品など12,000点以上の商品が出品されています。

また、生産者自身で値決めができるシステムにより、食べることが生産者さんの応援につながります。

引用元: 食べチョク

 

 

食べチョク運営会社概要

  • 会社名: 株式会社 ビビッドガーデン
  • 所在地: 東京都港区白金台2-16-8
  • 代表者: 代表取締役社長 秋元里奈
  • 設立: 平成28年11月29日
  • 事業内容: こだわり農作物のオンライン直売所「食べチョク」、飲食店むけ直送食材仕入れサービス「食べチョクPro」の開発・運営

 

秋元社長「食べチョク」への想い

秋元社長の前職はメジャーIT企業DeNA。実家の家業は農業。現在は廃業していて「なんで辞めちゃったんだろう?」と疑問を抱き、色々な農家さんをまわってみると「良いものを作っているのに正しく評価されていない」こと知り、ネットのシステムを使い「農家さんのこだわりが直接届けられるようにしたい」と創業を決意。

生産者として「こだわってる人、新しいものを作っている人」も、しっかり認められるようにしなければならない!という秋元社長の想いが「食べチョク」には込められています。

 

生産者から直で届くメリットとは

市場やスーパーなどで販売している野菜などは、問屋を経て店頭に並ぶため収穫から3〜4日経過したものが多いとされていますが、食べチョクの場合、生産者から直で届くので24時間以内の鮮度が高い状態で食材が届きます。

 

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ビビッドガーデン

メリットはユーザーだけではありません。一般的に生産者は、農協や卸売業者に卸すことで自ら販売しない代わりに利益は少なくなってしまいます。平均で販売価格の50%〜30%が利益となるのですが、食べチョクを利用すると手数料は売上の20%なので、残りの80%は利益となります。ただ、発送などの仕事は増えますが利率は極端に増加することと、お客様は日本全国規模になるため販売数量の増加に繋がるメリットは大きいのです。

 

国内No.1産直ECサイト【食べチョク】で農家漁師のこだわり食材を注文する

 

一次産業食品ロスの改善にも貢献

店頭に並んだ商品が売れず消費期限が切れ廃棄処分となるケースや、外食産業などでの食べ残しが廃棄処分になるなど、食品ロスの問題は深刻です。

さらには、商品となる前の一次産業廃棄ロスも深刻で、生産者が農協や卸売り業者へ商品を卸す際「規格」に準じてない商品(キズ、サイズ、形、色など)は卸すことさえできず廃業処分になるケースが非常に多いそうです。

食べチョクでは「形が不格好でも味には自信がある」ことをアピールポイントとしていたり、「虫食いで痛んでいる部分は完全無農薬栽培の証拠!」とアピールするこも可能です。買うか買わないかはユーザー次第ですが、ユーザーへのアプローチが様々な角度から見出せることができるので、環境や社会問題の解決への糸口になる可能性も秘めているはずです。 

 

 

 

「こだわり」の詰まった商品が勢揃い

生産者直送だからできる市場に出回らない珍しい食材や、生産者のこだわりの詰まった商品がたくさんあるので「食べチョク」で、いままで出会ったことのない食材探しも楽しめます。

 

例えば…

 

【幻の林檎】ピンクレディ酸味の最高クラス 3キロ箱

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食べチョク

1800件を超えるご注文ありがとうございます!
貯蔵性が高いです!
とても人気で注文が集中しています。
1日から15日以内に発送します。
収穫後は徐々に酸味がなくなり、
マイルドな味わいに変わります。

シャンパンのような食味、重厚感のある食感。
懐かしさと新しさのハイブリッド。
ぜひお召し上がりください。

酸味が多いりんごは減少しています。

他のフルーツでは酸味のあるグレープフルーツが10年で消費量6割減など、酸味に対して消費者の意識が変わってきたと思います。

しかし私たちは酸味の中にあるりんご本来の味わいと繊細さを感じて欲しい。
その思いからピンクレディーの生産を日本で初めて行いました。

小ぶりですので朝食でも、食後のデザートでも美味しく召し上がることができます。
色づきも美しく、ご自宅でのお菓子作りにも最適です。様々なレストランに出荷しています。

テレビ番組【遠くへ行きたい鈴木ちなみさん回】では当農園とピンクレディが入った安曇野林檎ナポリタンが紹介されました!
ふるさと納税でも人気です!
貯蔵性が高いので、5月まで販売予定です。

 ◾️生産者のこだわり

幻の林檎ピンクレディは国内生産者わずか44名、日本では珍しいライセンス制の希少なりんごです。

外は鮮やかな赤色、味はシャンパンのような酸味、唯一無二のりんごです。

そのほかにも幻のりんごと呼ばれる高徳、奥州ロマン、中身が赤いムーンルージュ、小玉で珍しいシナノプッチ、スーパー等では購入できない特に美味しいりんごの数々を私たちは日々研究し、栽培しています。
予約販売の時期に購入して頂けると、
収穫してすぐに発送可能です。

私たちのこだわりのりんごを全国のりんご好きな方にお届けしたいと思い食べチョク様での販売を開始しました。
よろしくお願いします。

2020年度食べチョクアワードで3500以上の生産者の中で
総合1位&果樹部門1位でした!
ありがとうございました!

引用元: 食べチョク(安曇野ファミリー農産)

 

果物は「甘い」というワードは「売れる商品になる」という概念が、生産者みんな同じ方向に向かわせてしまうのかなぁと。確かに蜜のたっぷり入った甘いリンゴは美味しいけど、中には「昔の酸味が強いリンゴ」が食べたい人もいて、そんなニーズにしっかり応えてくれる生産者さんが集う場所が食べチョクなのかと感じます。

 

今なら送料無料!食べチョクで新鮮食材をお取り寄せする

 

生産者の利益率が上がると本当に良い食材に出会える

何度も言いますが、中間流通を経て売られている食材の生産者に入る利益は定価の30%ほど。利益率が下がると、どうしても量を増やす事と、万人受けする味や香りが要求されるので、スーパーなどで珍しい食材に出会えない事は当然なのです。

食べチョクでは、生産者自ら価格を決められることと、売上の20%の手数料を払うだけで「一般的な食材ではない珍しいこだわりのある食材を求める日本全国のユーザー」の前で商品をPRできるため、希少性の高い食材を数は少ないけど生産者として確立できる点が魅力。

 

消費者と生産者のやりとりを見える化

購入した生産者さんへ「届いたよ」メッセージや、食べた感想などを投稿できる機能があります。ある意味レビュー投稿とも言えますが、リピーターさんと生産者さんのやりとりがフレンドリーで読んでいるだけで、ほんわかしてしまいます。

 

 

 

食べチョク 3つの約束

食べチョクでは、生産者、消費者ともにより良い場所とするために基準を設けています。

  1. 生産者へ正当な利益を還元します一次生産者に正当な利益が還元される状態を担保します。中間業者による不当な搾取、不当な圧力は許容しません。
  2. こだわりを持った生産者が評価される場所にします掲載基準やルールを設けることでこだわりがある商品のみを集め、不当な安売りや値引き合戦が起きない状態を保ちます。
  3. 生産者が責任を持って販売をします生産者自身が販売者としての責任をもち、お客様からの声を真摯に受け止めます。生産者と消費者が信頼関係を築いていける場所にします。
引用元: 食べチョク

 

 

さいごに

実は、この「食べチョク」に関する記事、今から1年前くらいに紹介しようと思っていたのですが、遅れに遅れ、今に至ります(2021年2月末)。あの頃から、まだ1年も経過していませんが、食べチョクの飛躍は凄いものがあります!売上という具体的な成功はもちろんのこと、メディア露出、TVCM展開、秋元社長も様々なTV番組に出演していたりと、話題に事欠かない状態で驚きを隠せません。「食べチョク」に登録している生産者の多くは40〜50歳台が中心ですが、農家さんの平均年齢は67歳と、まだまだ本来の層まで届いていないことへの挑戦は続いています!秋元社長、初の著書も出版しているので興味ある方は是非!