福岡県民なら子供のころから絶対に食べている「ムース」というご当地アイス。一度だけ全国販売したところ、年間販売数2000万個を記録するも生産が追いつかないため、地元福岡へ回帰した伝説をもつアイス「ムース」の魅力に迫ります。
福岡県民に愛される「ムース」アイス
濃厚なミルク味で、プリンのようなババロアのような、なんとも表現しづらい食感が楽しめ、そして溶けない、ちょっと不思議なご当地アイスです。
株式会社 セリア・ロイル 会社概要
- 所在地: 福岡県朝倉市小田1275
- 代表者: 代表取締役社長 山内 大助
- 創業: 昭和30年2月 キルロイ貿易株式会社(現、ロイヤルホールディングス(株))がロイヤルアイスクリームの製造を開始。平成元年1月、ロイヤル食品株式会社として独立、平成26年1月1日をもって株式会社 セリア・ロイルと社名変更。
- 資本金: 9900万円
- 事業内容: アイスクリーム、ゼリー等の製造販売
- 従業員: 77名
ムース製造方法
一般的なアイスは、マイナス4度で容器に詰め、そこからマイナス20度まで冷やし完成させますが、ムースの場合、独特な食感を出すためムースの原液は、40度以上の高温からマイナス20度まで冷やします。
冷凍用容器に入れる際も手のひらで温度をひとつひとつ確認し大型冷凍庫で一気に冷凍することで、あの独特な食感が生まれます。
長年、学校給食に採用される「ムース」
40年前から福岡の学校給食に採用されているムース。給食用は市販用のワンハンドタイプではなくカップ型を採用。学校給食だけで年間販売数 約400万個!
ムースが学校給食に採用された理由は、ズバリ栄養価が高いこと。
50gあたりのカルシウム量
- 牛乳 57mg
- ムース 110mg
なんとカルシウム量は牛乳の約2倍!これが給食を作る栄養管理士の目にとまり採用され長年、子供達に親しまれています。
さいごに
ムースの年間販売数は約600万個、人気の秘訣は「懐かしい味」小さなころから学校給食で食べているだけに、身近なアイスとして根付いており、大人になっても懐かしさを求めムースを購入しているのかもしれませんね。
冒頭に書いていますが、過去に全国販売し生産が追いつかないほど売れた経験を生かし、現在生産量を増やす体制が整いつつあり全国販売に再挑戦する可能性が高くなってきたようです。九州地区外でも食べられるかも⁉︎
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