京都にある日本最古の「絵の具屋さん」で販売しているマニュキアが若い女性を中心に話題を集めています。
絵の具屋さんでマニュキア??
ちょっと不思議な感覚ですが気になるので、まとめてみることにしました。
日本最古の絵の具店「上羽絵惣」とは?
京都にある日本最古である、創業から268年を迎えた「上羽絵惣」絵の具の専門店、一般的な水性絵の具だけではなく、日本画専用の天然鉱石などを粉末状にした顔料を、膠(にかわ)液糊でなじませて使用する高価なものも販売しています。
日本最古だけあって全盛期は日本画が主流でしたが、日本画が売れない時代へ突入すると当然ながら日本画家も減り続け、上羽絵惣の業績も下降の一途を辿ることに。
細々と絵の具を売る日々が続いていたある日のこと…
店主が何気なく車でラジオを聴いていると、ラジオからこんな話が…
「ホタテなどの貝殻を潰して粉状にし、水に溶かしたものを爪に塗ってネイルとして、遊びで使ってまーす!」
これを聴いた瞬間「胡粉ネイル」誕生へのきっかけとなったのです。
胡粉ネイルとは?
今や年間40万個も販売しているベストセラーとなった[胡粉ネイル]ですが、その魅力とはなんなのでしょうか?
出典元:上羽絵惣
水溶性 胡粉ネイル胡粉とは、日本画の重要な白い絵具であり、ホタテ貝殻の微粉末から作られる顔料のことです。その天然素材の良い部分を取り入れた「胡粉ネイル」は、有機溶剤を一切使用していないため、「爪に優しく」「マニキュア特有の刺激臭がなく」「速乾性と通気性があり」「アルコールで落とせる」水溶性ネイルです。
ですから従来のマニキュアが使えない、妊婦や高齢者、病気療養中の方にも使っていただいています。
またホタテの貝殻に含まれる真珠層が爪に美しいツヤを与える効果が期待できます。
人に優しく、地球に優しい商品で、絵を描くように爪に彩りを与えたい。
日本最古の絵具屋がものづくり発信の地、京都から自信を持ってお届けする唯一無二の商品です。その成果が認められ2015年にグッドデザイン賞も受賞しました。引用元: 上羽絵惣
有機溶剤を使用しない天然素材だけを利用している安心感もさることながら、一番の魅力は…
塗り終えた後の速乾性!!!
これが若い女性に大ウケで、年間40万個という主力商品に!
溶剤系のマニュキアは塗り終えた後の乾燥時間が必要な為、何も出来ないことが不便なんですよね。
水溶性ですが、一度乾燥すれば水仕事でもネイルが落ちることはありません。
落とす際、アルコールでも落ちますが、お湯に少し浸けておくと簡単にペロッと剥がすことも人気の秘訣です。
さいごに
私は男なので、まずマニュキア自体使うことがありません。
なのでレビュー記事とはいきませんが私個人的な感想をちょっと書いてみます。
「ホタテの貝殻」が「漆喰」として利用されるようになり、湿度調整の効果も期待されています。
ということは、この胡粉ネイルを塗った後も「爪」は適度な湿度を保てている可能性が高いと思われますので、単に自然派だけではないメリットもあるのではないかと考えます。
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