空前の「食パンブーム」到来!食パンを行列に並んで買うのは当たり前、食パンがお土産にもなる時代が来ちゃいました。たかが食パンで…いやいや、されど食パンなのです。高級食パンが売れる理由や、食パンのアレンジ、そして食パンを美味しくトーストする簡単な方法などを掘り下げてみました。
「高級生食パン」なるブーム到来!
「食パン」を求めるために行列ができるパン屋さんが存在することをご存知でしょうか?しかも一つのお店だけじゃないのです。食パンだけを販売しているお店、色々なパンを販売していながら、食パンが売れているお店など、とにかく食パンが売れているのです。
今、破竹の勢いで売れまくっている食パンを販売している有名店をご紹介!
[乃が美]高級生食パン 1本(2斤)864円
なんと、麻布十番店では1日に1,200本も販売することもあるという有名店。
小麦にこだわり、はちみつと生クリームを使用し、バターだけではなく、バターよりもトランス脂肪酸を抑えたオリジナルマーガリンを使用し「外はパリっと、中はしっとり」と仕上がるよう高級生食パン専用のオーブンで焼き上げます。
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[銀座 に志かわ]高級食パン 1本(2斤)864円
こだわりは仕込み水に独自のアルカリイオン水を使い、オリジナルの小麦粉、生クリーム、バターなど、食材の旨味を引き出し風味豊かなしっとりモチモチな食感を楽しむことのできる高級食パンです。
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[考えた人すごいわ]魂仕込 1本(2斤)864円
「考えた人すごいわ」という店名を考えた人すごいわ!じゃなくて店名以上に、この食パンを考えた人すごいわ!ですね。
毎日、整理券をゲットしなければ手に入らない高級食パンです。
小麦粉、バター、生クリームにこだわり、特に塩は岩手県産の自然海水塩、ミネラルが豊富な「のだ塩」を使用。
口溶けの良い、まるでケーキのような食パンです。
[嵜本]極美”ナチュラル”食パン 1本(2斤)900円
コンセプトは「毎日食べられるパン」 卵、乳不使用というパンには欠かせない要素を使わず、ヘルシーな食パンを作り上げています。卵や牛乳に対するアレルギーを持つお子さんも安心して食べられる食パンです。単にヘルシーを追い求めただけではなく、コクのある風味豊かな味わい、食感、口どけを表現。
嵜本では、曜日限定高級食パンを提供しています。
- 月曜日: 黒糖山型食パン
- 火曜日: ライ麦とくるみのハードトースト
- 水曜日: マスカルポーネと黒蜜の食パン
- 金曜日: 極葡萄食パン
高級食パン専門店 嵜本 大阪初號本店 (サキモト) - 難波/パン [食べログ]
なぜ日本人は柔らかい食パンが大好きなの?
実は、日本人の好む柔らかいパンを欧米の方は好みません。基本的に柔らかすぎるパンは、パンという概念から外れるそうです。欧米人は硬いパンを好み、それが一般的なのです。
では逆に、なぜ日本人は「やわらかいパン」を好むのでしょうか?
その理由は日本人の体質にあるようです。欧米人に比べ、日本人は「唾液の量」が少ないのです。一般的に欧米人に比べ体格の小さな日本人は唾液を分泌する唾液腺が小さく、それにより唾液を溜め込む量が少なくなるのです。水分量の少ないパサパサしたパンや硬いパンよりも、しっとりとした柔らかいパンを好んでいるのも唾液の量との関係があったなんて思いもよらない要素ですね。
食パンは日本発祥
食パンの正式名称は「主食用パン」と言われています。日本の食文化においては、お菜にご飯が一般的ですが、戦後GHQが日本に小麦を大量に持ち込み、学校では給食が開始、幼い頃からパンを食べる習慣になったことが影響しているそうです。
海外ではどうでしょうか?今でこそパンを主食として食べる習慣が普及してはいますが、基本的に主食という概念がない欧米では食パンを食べる習慣はあまりないようです。
ではパンはどのようなシュチュエーションで食べるのでしょうか?イギリスではチーズやソースなど、食べ難いものをパンに載せたり、ソースを拭ったりするための補助的役割を担う食べものという認識です。サンドウィッチなどは主食のイメージにちかいと思いますが…どうなのでしょうね。
食パンはアレンジが豊富
食パンはアレンジし易いというか、なんでもアリな万能パンです!
- ちりめんジャコを載せ、マヨネーズ + とろけるチーズ
- みかん、バナナ、パイナップルをマヨネーズで和えたもの
- バターを塗り、味付け海苔に醤油 + マヨネーズ
- 焼いた食パンにアボカド、オリーブオイル、塩
- 納豆、わさび菜、とろけるチーズで焼き上げ、最後に納豆のタレをかける
- ひじき、わさび菜、とろけるチーズ
- etc…
最近では「パンにかける醤油」も登場しています。この醤油、リンゴ果汁入りで甘味のある醤油です。みたらしやメープルシロップのような味でパン以外でも、ヨーグルトなどにも合う、一風変わった調味料です。
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ちょっと変わった食パンアレンジ、他にもエンドレスな組み合わせで楽しめるのも食パンの魅力なのかも知れません。
包丁一本で劇的に美味しいトーストができる!
食パンの耳が苦手な人って多いですよね?
パン屋さんでもパンの耳は格安で売られたり、無料で提供されたり、家畜の餌に回されたり…では食パンの耳は、どうしたら美味しく食べれると思いますか?
トーストしてもパンの耳は、なんか硬くてモソモソした感じで食感がイマイチだから残しちゃう人も多いとのこと。
トーストした際のパンの耳…実は上手く焼けていないだけなのを知っていますか?
パンの耳までサクサクにトーストする方法
なんと包丁一本で、誰でも簡単に美味しいトーストができます。
まず、食パンを焼く前に、パンの耳に沿って切込みをいれます。四隅は切込みを入れると完全に耳が分離してしまうので切込みは入れずにそのまま。なるべく耳のギリギリを攻めるように切込みが入れられるとベストです。
食パンをそのままトーストするとパンの内側だけが焼き上がり、耳は生焼け状態になってしまい水分が抜けないため硬くてモソモソした感じになってしまいますが、パンの耳に沿って切込みを入れることで、パンの耳自体にも熱が加わり易くなり、耳の中にある水分が抜け、しっかりと焼き上がります。
これでパンの耳もサックサク食感で耳自体も美味しく食べることができますよ。ただ耳が外れ易くなるので、ちょっと食べづらいかもしれませんが、一口目のサックサク食感と心地良い音がたまらない!食パンが更に好きになること間違いなしです!
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まとめ
なんの変哲も無い「食パン」…主食として何かと一緒に食べるパンとの認識から、今や食パンそのものを楽しむまでになり、食パンを楽しむ幅が一気に広がりを見せています。今後も変わった食パンが出てくることを期待してしまいます。