和歌山県白浜町といえば、白い砂浜と綺麗な海で有名な観光地のイメージが強いと思います。
その観光地である白浜町は、過疎化の流れに歯止めを掛けるべく企業誘致に成功したモデルケースです。
今やIT企業の町となった白浜町の今を調べてみました。
白浜町 ITビジネスオフィス
2004年、とある企業の保養所を白浜町が買い取り改装しIT企業誘致に乗り出す。
出典元:和歌山県
2018年、新たに2棟目を新築で増設し即満室となる盛況ぶり。
出典元:和歌山県
現在ITビジネスオフィスに入居している企業
- NECソリューションイノベータ
- V-CUBE
- TREE
- subLime Group
- メディストサニテ
- salesforce
新館
- MEDIST
- Wite 和歌山IT教育機構
- Quality Soft
- uhuru
- rakumo
- 三菱地所
白浜町のメリットは?
IT企業が生み出す、年間100万円以上の法人所得税、オフィスの家賃1300万が白浜町へ入ることに。
企業が増えることで、移住者も増えて人口増加の手助けに。
更には地元の若い世代の就職先も増え、地元を離れる若者の減少にも歯止めを掛ける。
白浜町に移転してきた企業のメリットは?
白浜町は年間330万人を迎える観光の町。綺麗な海に温泉もある環境が強み。
オフィスは当然のこと、ビーチでも「Free Wi-Fi」が利用できるので、ビーチで仕事も可能!
白浜町ITビジネスオフィスの売りは空港までの距離、東京に本社を構える企業も多く、東京までは1時間20分!
出典元:和歌山県
進出企業には、飛行機代、通信費、家賃を半年間、和歌山県の助成金で半額サポート。
ビッグな企業も進出
セールスフォース・ドットコム
年商1兆1600億円アメリカに本社を構える世界最大の営業支援系サービス会社が、2016年に白浜町に進出。移住者、地元雇用に一役かっている。
作業効率も東京に比べ20%も良い結果に。自然豊かな環境での仕事は働く人の精神的な部分に好影響をもたらしているとのこと。
最後に
地方の抱える問題である過疎化の流れは進み、若い世代が都心へ向かう中、なんとか歯止めを掛けるべく努力する県や市町村職員さんのアイデアや努力の賜物だと感じます。税金を利用する県や市町村にとってはチャレンジし難いかもしれません。ですが元気のある小さな街が出てくることこそ日本の働きかた改革になるのではないでしょうか。